総合デザイン工学専攻機械工学カリキュラム

メカニクスから広がる社会の未来へ

機械工学とは?

気候変動やエネルギー、⾷料問題など地球が抱える課題は時代とともに変化し続けています。そして、AIや量⼦、ロボットや先端医療など、最先端分野の研究も⽇々発展しています。課題のスケールが⼤きくなり、技術の発展がかつてないほど急速な今、どのような視点で、何を拠り所に社会課題に挑戦しますか?機械⼯学は、メカニクス(⼒学)という確かな基盤と新たな技術を柔軟に融合しながら、社会に近いリアルな課題に挑み続ける学問です。原⼦のような微⼩なスケールから宇宙のような広⼤なスケールまで、さらには異分野と融合した複雑系の研究やアートと重なるデザインの世界まで、メカニクスを軸に機械⼯学の世界は⼤きく広がっています。こうしたメカニクスと新たな技術の融合は、これまでにも多くの新しい研究領域を⽣み出してきました。だからこそ、機械⼯学はこれまでも、そしてこれからも理⼯学の中⼼として世界の⼯学系⾼等教育の中核を担っています。

カリキュラム構成

修⼠課程では、機械⼯学に関する豊富な専⾨知識を基盤として、様々なスケールの社会課題を解決できる⼈材の育成を⽬指します。このために、機械⼯学の多様で⼤きな世界を俯瞰する機械⼯学特論第1/第2を必修としています。⾃⾝の研究テーマだけでは⾒えない、機械⼯学の奥深さや広がりに触れることで、視野を⼤きく広げることができます。そのうえで、機械⼯学の基盤となる機械⼒学‧材料⼒学‧流体⼒学‧熱⼒学の発展科⽬を中⼼に、計測‧制御⼯学、材料科学、デザイン科学、精密加⼯学、⽣体⼯学、ナノ‧マイクロ⼯学、宇宙⼯学、計算⼯学など、興味や⽬標に応じて学びを深められる多彩な講義を⽤意しています。また、修⼠研究1/2では、研究⽬標の達成だけでなく、課題に挑む⽅法論、知識の習得法、他者と協働する姿勢など、研究者としての⾃⽴した⼒を育むことを⼤切にしています。後期博⼠課程では、機械⼯学と新たな先端技術の融合を提案して、未来の社会課題を⾒据えて新しい解決策を提案できる⼈材の育成を⽬指します。まだ顕在化していない課題や、これからの社会のあるべき姿を想像し、機械⼯学を基盤に新しい価値を創造します。国内外の研究者との議論を通して、多様な視点を理解し、共感を持って発信する⼒も養います。

総合デザイン工学専攻電気情報工学カリキュラム

電気電子・光・情報技術の融合が創出する
新しい社会を目指して

電気情報工学とは

電気情報工学は、現代情報社会を電気電子デバイスや光技術で物理的に支える電気電子工学と、情報処理・情報通信の基盤となる情報工学を融合した学問・研究領域です。未来の情報社会を支える革新的な技術・サービスを生み出していくためには、物性物理やデバイス技術と情報処理、ハードとソフト、より根本的には物理・情報の基礎科学から情報通信・医療・環境などの具体的な社会応用まで、広く俯瞰し適切に統合・デザインしていく研究が求められます。電気情報工学カリキュラムでは、こうした広い視点と個々の研究分野における世界最先端の専門性を融合し、新しい科学技術の創出と未来を支える人財の育成を目指しています。

カリキュラム構成

電気情報工学カリキュラムでは、エレクトロニクス、フォトニクス、インフォマティクスの3分野を基盤として、より具体的には、超低電力インターフェース回路、バイオセンシングLSI、有機・ナノエレクトロニクス、3Dセンサ、デバイスモデリング、ナノフォトニクス、光通信、光エレクトロニクス、レーザプロセシング、光診断治療システム、医用オプティクス、量子情報通信、画像工学、マルチメディア信号処理、システムエレクトロニクス、ワイヤレス通信、認知ロボティクス、適応学習など、様々な専門分野を扱っています。

総合デザイン工学専攻システムデザイン工学カリキュラム

システムを創造し、デザインする

基本的な考え方

システムデザイン工学カリキュラムは、次世代の社会を支える複雑かつ多様なシステムの設計・実現に向けた人材育成を基本理念としています。工学の基礎領域を融合し、従来の枠を超えた学際的なアプローチによって、社会課題の解決を目指します。特に、システムを単体として捉えるのではなく、相互に影響し合う「全体」として理解することを重視し、実際の課題に対応するための総合的な視野を育みます。産学連携や国際共同研究を積極的に取り入れることで、理論と実践のバランスを意識した教育を展開します。また、設計思想として「人間中心のシステムデザイン」を掲げ、社会やユーザーのニーズを取り入れた柔軟かつ創造的な設計能力の育成に力を入れています。これにより、技術の社会実装に寄与し、持続可能な未来社会の構築に貢献するリーダーの育成を目指しています。

カリキュラムの特徴

システムデザイン工学カリキュラムでは、次世代の技術革新と社会課題解決に向けた実践的かつ学際的なアプローチが重視されています。科目には、最新の研究動向や社会実装の具体例を学ぶ特別講義、国内外のプロジェクトに基づく実践研究などが含まれており、学生が理論と実務のバランスを意識して学べる設計となっています。特に、システムの設計・開発過程において、技術的な視点だけでなく、社会的影響や人間中心のデザインの重要性が強調されています。研究発表を通じたフィードバックや評価を重視する科目構成により、学生は自らの研究成果を客観的に評価し、次の課題へと繋げるサイクルを習得します。これにより、複雑な社会システムの構築に必要な多面的な視点と実行力を持つ人材の育成を目指しています。