
理工学研究科の概要
2026年より理工学研究科は、先端数物科学専攻、化学・生命情報科学専攻、総合デザイン工学専攻、人間・社会システム情報科学専攻という新たな4つの専攻に生まれ変わります。これは、理工学研究科が対象とする研究教育分野の領域を理学および自然科学から工学および人間・社会まで見渡して、組織構造として4つに区分したものになります。ただし人間社会の諸問題を数理モデルで記述する試みが例示するように、この4つの専攻は環のようにお互いに関係しています。このシンプルな組織体制を礎として、科学技術そのものの発展とその無限の応用展開を目指すために欠かせない「交流」の仕組みを実装しています。
シンプルな組織を横断する
「交流」の仕組み
中でも最も重要な仕組みは、理工学研究科に在籍する研究者が自由に構築し活動することができる「研究ユニット」になります。日進月歩、いや秒進分歩とも表現すべき現代の科学技術の進歩を先導するために、あえて理工学研究科として研究組織を定義せず、それぞれの分野をリードしている一流の研究者達の自由な発想と行動力を最大限に活かす体制としたのです。理工学研究科で学ぶ学生は、それぞれの専攻において専門性を磨く基礎を身につけながら、ダイナミックに姿形を変えながら科学技術研究の真の価値を創造しその成果が全社会に実装される機会に直接触れることができる研究環境において、自らの想像を超えて成長することができます。
養成する人材像
理工学研究科では、多様性を重視しつつ、科学技術の専門性を活かして未知の領域に果敢に挑戦し、社会を先導できる人材を養成することを目的とします。そのために、学生一人ひとりの固有の才能を引き出し、人間社会に貢献する強い意志を持って主体的に問題を見出し、課題を要素化して学術と先端技術を駆使して取り組む能力を育てる教育を実施すると同時に、基礎から応用までのあらゆる科学技術分野において世界最先端で独創的な研究成果を生み出すことを教育研究上の目的とします。その方法論は、それぞれの専攻より具体的に示されます。
4専攻と11カリキュラム
2026 年より理工学研究科は、先端数物科学専攻、化学・生命情報科学専攻、総合デザイン工学専攻、人間・社会システム情報科学専攻という新たな4つの専攻になります。専攻は下の図のように2つまたは3つのカリキュラムで構成されています。
