化学・生命情報科学専攻

人類の幸福を先導する革新的
科学技術の発展と人材の輩出

創発する組織としての化学・生命情報科学専攻

慶應義塾大学大学院理工学研究科は、「創発する組織」となることを目指し、世紀の変わり目の2000年に、3専攻からなる大専攻制へと組織改革しました。それから四半世紀が過ぎ、この度、専攻の名称からその学術領域を簡単に想像できる新たな4専攻からなる大専攻制へと移行します。この新体制で化学、生命科学、および関連する物理学や情報科学を基盤とした学術領域を担うのが、化学・生命情報科学専攻です。学部組織では応用化学科、化学科、生命情報学科に所属する教員が、学科間の垣根を越え、本領域の大学院教育の在り方を真剣に検討し、「分子・生物化学」「創発理化学」「生命システム情報」の3カリキュラムを設置することとしました。また、専門深化型研究に加え、研究ユニット制度を活用し、より柔軟かつ多様に異分野連携研究を進めます。

化学・生命情報科学専攻の特長

化学、生命科学、および関連する物理学や情報科学を基盤とした学術領域を目指す学生諸君の志向および向上心の方向は、非常に多様であることが想定されます。そして、その多様性に応えることのできる教育研究組織であることが、本専攻の特長です。異分野連携型と専門深化型の教育研究を、ともに活発に進めます。

目指す成果

本領域内の無機化学、有機化学、生物学といった細分化された分野の専門深化型教育研究を重要視するとともに、それら分野間の垣根を取り払うにとどまらず、物理学や情報科学も基盤としてさらなる多様な異分野連携を推進します。このような環境下、21世紀中盤の革新的科学技術の発展とそれを先導する人材の輩出を目指します。