
研究ユニット
研究者の可能性を広げるオープンな研究組織
2026年より理工学研究科は、所属専攻の制限なく研究者が自らの発想と責任において自由に設立運営できる「研究ユニット」をスタートさせます。文字通り日ごとに進歩する科学技術の世界を先導するために、研究活動を理工学研究科として「管理」することはせず、個々の研究者のポテンシャルを信頼し、その能力を引き出す体制としたのです。一定の条件を満たすことにより、理工学研究科の教員であれば職位や年齢等に関係なく誰でも研究ユニットを立ち上げることができます。理工学研究科における研究活動の最小単位を研究室とすると、研究ユニットは複数の研究室からの参加を前提とし、その構成員は本学教員のみならず、国内外の多機関の研究者や学生も参加可能な極めてオープンな研究組織です。研究ユニットは、その規模により規模の大きいタイプAと、中小規模のタイプBに分類されます。2026年4月の正式発足を前にした段階で既に数十を超える研究ユニットが自発的に提案され、本格的な活動を開始する準備が始まっています。これらの多くは、学内に多様な専門性を有する研究者が集っていることを活かして潜在的に進められてきた交流の機運が研究ユニット構築に向け一気に花開いたものであり、新たな科学技術の深化や社会貢献の方法論などが学内の至る所で活発に議論されています。